オザケンこと、小沢健二さんの代表曲としてよくあげられるのが「ラブリー」や「今夜はブギーバック」等ではないでしょうか。
「ラブリー」は恋するウキウキ感満載の楽しい曲で、その当時の恋人だった深津絵里さんのことを歌った歌とのもっぱらの評判。深津さんのことを「僕の子猫ちゃん」と呼んでいたようです。
「今夜はブギーバック」は繰り返されるフレーズが耳に残る、自然に体が動くようなキャッチーな曲で、当時大人気でしたね。
小沢さんは作曲も作詞も、才能豊かでいろんなジャンルの曲も歌ってらっしゃいますが、今回はアルバム「球体の奏でる音楽」からおススメ曲3選をご紹介しようと思います!
第2位 「ブルーの構図のブルース」
第1位 「大人になれば」
番外編 「球体の奏でる音楽」
第3位 「すぐに会えるかな?」
リズムも音もシンプルで、雰囲気的にとても軽い曲で、どこかアフリカの原住民が歌いそうな単調な曲なのですが、歌詞が雄大な大自然の中で昔むかしの時代に生きているような感覚。
なのに、とても軽い。
ある意味オザケンらしい、軽さ。でも、重みもある不思議な感覚。
第1声が「素晴らしい日をサンキュー」と来て、この雄大な自然の恵みに有難い気持ちを表しているはずなのに、サラっと軽く「サンキュー」と言う言葉を使うところがオザケンらしさではないでしょうか。
昔、まだ大自然と人間が共存していた頃のようなこの歌詞に注目して聴いてみて下さい。
第2位 「ブルーの構図のブルース」
ボッサ調の爽やかな曲。
歌詞だけ見ていると、列車に乗って一人揺られ、雨の夜の中遠くどこかにある晴れた太陽を想い、幾億も繰り返される昼と夜を考えながら思いに耽る。そんな曲です。
東大出身オザケンらしい、すごく簡単な言葉を使ってそんなにオシャレにならずに高尚な例えで一人旅の様子を歌っています。
”夜空にライト 夜空にライト 晴れた半島 街の灯”の所がとても素敵です。
第1位 「大人になれば」
大人になりきれていない、子供のような大人が少しづつ大人になっていくような歌です。(笑)
JAZZYなアレンジの素敵な曲です。
全体的にピアノと打楽器を中心に軽めの伴奏に徹していて、間奏に入ったらオザケンがスキャットでアドリブを入れるところは、ほんの少しだけずれるところもあるけれど、それさえ味になっているというJAZZらしい曲です。
番外編 「球体の奏でる音楽」
歌はなく、インストゥルメンタルです。
球体=地球の奏でる音楽。
楽器そのものの奏でる音の楽しさを味わえる曲。
是非、何の楽器が今音を出しているのか頭に思い浮かべながら、聴いてみて下さいね。
まとめ
元祖渋谷系として、お洒落な服装や振る舞い+知的な面が特徴だった小沢健二さん。
このアルバムは、全体的にJAZZYでオシャレな曲が多くておススメです。
多才なオザケンの魅力満載のアルバム「球体の奏でる音楽」。
是非聴いてみて下さいね。
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