すっかりお馴染みになりました、カーリングチーム「ロコ・ソラーレ」が北京オリンピック最終予選で、プレーオフで韓国を8-5で破り、2大会連続のオリンピック出場を決めました。
おめでとうございます!
リザーブ(フィフス)として、陰で4人の選手達を支え、コーチ席から応援してきた石崎琴美選手も嬉し涙でのインタビューを受けていましたね。
石崎琴美選手は2015年より「松田整形外科記念病院」(職位は職員)に所属し、札幌カーリング協会理事、日本カーリング協会指導普及委員となりましたが、2020年に以前から本橋麻里選手の産休中などにメンバーとして参加していた「ロコ・ソラーレ」に正式加入しました。
仕事と競技を両立されているので、選手として時間の捻出や体力維持等、とても大変だろうと言うことは想像に難くありません。
今回はそんなリザーブ(フィフス)として努力・貢献している石崎琴美選手についてご紹介します。
・リザーブ(フィフス)というポジションについて
石崎琴美選手のプロフィール
出身地 : 北海道帯広市
生年月日:1979年1月4日(42歳)
出身校 :帯広市立帯広南商業高等学校卒業
身長 :166㎝
利き手 :右利き
趣味 :好きなアーティストのライブ映像やドラマ、映画などを観る。
19歳よりカーリングを始め、その時のポジションはリザーブ(フィフス)でしたが、2001年よりリード(1,2投目を担当)になり、それは7年近く所属していた「チーム青森」を辞めるまで同ポジションでした。
そんな石崎琴美選手がまた選手として出場することになったのには、去年から「ロコ・ソラーレ」の正式メンバーになった時にまたみんなで戦うことを決心したからに他ならないでしょう。
チームメートはそんな石崎さんに感謝していて「琴美ちゃんを五輪に連れて行きたい」と話していました。
そしてそれが今回叶い、みんなそんな思いと苦労が実って嬉し泣きしていましたね。
元々リードとして数々のメダルを獲ってきた優秀な選手でしたが、解説者としても優秀で、わかり易い解説でカーリングの普及にも貢献してきました。
このチームでリザーブとしてやって行くのに、今までの豊富な経験が役立っているに違いありません。
石崎琴美は真のレジェンド。さらに称えられる高みにゆく資格がある人。
リザーブ石崎琴美、3度目五輪へ「また選手として行けると思っていなかった。4人には感謝している」(スポニチアネックス)#Yahooニュースhttps://t.co/WDKzbvMOiY
— 保志 泉 (@Izumi_Hoshi) December 17, 2021
リザーブ(フィフス)というポジションについて
1チームは4人または5人で、試合に出られるのは4人まで。
補欠は必ず1人(複数いてはいけない)。
現在のチームでは、
リード 吉田夕梨花 - 1,2投目を担当。
セカンド 鈴木夕湖 - 3,4投目を担当。
サード 吉田知那美 - 5,6投目を担当。
スキップ(フォース) 藤澤五月 – 7,8投目を担当。
リザーブ(フィフス )石崎琴美 – 補欠。
フィフスはその名の通り、「5人目」で、4人しか出る事が出来ないので、普段は補欠選手としてベンチでコーチと応援しています。
しかしながら、以前本橋麻里選手も行っていたナイトプラクティス(試合前夜に、試合会場でストーンを投げ、氷との相性をチェックし選手に伝達する作業のこと。)やストーンチェックなどで難しい役割を果たし貢献しました。
まさに5人で勝ち取った五輪への出場キップですね。
まとめ
石崎琴美選手は23年もカーリングを続けているベテラン選手で、病院職員の仕事と選手活動との両立をしながら12年ぶりの選手としてのオリンピック出場の権利を獲得した、努力の人です。
「ロコ・ソラーレ」というチーム自体、そろそろベテランの域に来ているような気もしますが、4人の選手達と比べると歴も長く経験も豊富ですので、そういう意味でも支えとなり良い環境づくりをされている貴重な選手です。
北京オリンピックでのご活躍が楽しみですね。
[ここから追記] ~2022年2月20日決勝を終えて~
日本代表選手の5名の皆さん、大変お疲れ様でした!
銀メダル、おめでとうございます!!
藤沢選手はとても悔しいとおっしゃっていましたが、日本のカーリング界をここまで盛り立てて、自身も進歩しつつ牽引、並大抵のことではありません。
また4年後にはなりますが、今度こそ世界の頂点に立てるよう、これからも頑張って欲しいです。
本当に、楽しませて頂きました。
ありがとうございました。
みんなで、メダルを掛け合う、そういう優しさが日本らしさ、ですね。
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