11月22日は何の日かと言われれば、語呂合わせで「いい夫婦の日」と言うのが一番なじみがあるかもしれませんね。
他にも、こんな日が制定されています。
「ワンワン(11)ニャンニャン(22)」の語呂合わせから、
・「ペットたちに感謝する日」(THANKS PETS DAY)ピーツーアンドアソシエイツ株式会社制定。
家庭で生活する動物は家族の一員との考えから、人と共に暮らす動物たちのクオリティ・オブ・ライフの向上を多くの人に考えてもらう目的。
・「あにまるすまいるの日」一般社団法人あにまるすまいるが制定。
私たちと生活を共にし、喜びや悲しみ、生きがいを与えてくれるペットたちに感謝し、人と動物の正しい関係を考える日。
共に日本記念日協会認定記念日となっています。
ということで、今日は私達の家族の一員として一緒に共存してくれているワンちゃんネコちゃんについて、考えてみようと思います。
・日本でのペットを取り巻く現状は
・私達に今出来ることは何かある?
ニュースになっているフランスの動物愛護に関する法案とは
フランス議会上院は11月18日、動物愛護に関する法案を賛成多数で可決しました。
それにより2024年1月以降、ペットショップでの犬と猫の販売は禁止されます。
また、イルカやシャチのショーも2026年から禁止となります。
フランス国内でペットとして飼われている犬と猫はあわせて2200万匹近くにもなりますが、動物保護団体は毎年10万匹が捨てられているとしています。
新しい法律は、衝動的にペットを購入するのではなく、良く吟味した上で一生面倒を見る覚悟での引き取りを促すもののようです。
2024年以降は、飼いたい人は広い敷地できちんと飼っているブリーダーからの直接購入や、保護施設からの引き取りなどに限られることになります。
パリ市民からは賛成の声が多く聞かれているようですが、一方でサーカスの業界団体の代表は地元メディアの取材に対し、「サーカスで動物の虐待は行われておらず、恣意的(しいてき)な法律だ」と反発しており、抗議する考えを示したそうです。
フランスは脱炭素にもより早く力を入れていて、国内の近距離での飛行機の運行を中止したり、従来に比べて80パーセントも二酸化炭素を出さない新しい燃料を開発・使用したり、廃棄されるはずの古い列車を修理して長距離移動の手段として蘇らせたり、既にたくさんの取り組みをしています。
環境や生き物に優しい国ですね。
日本でのペットを取り巻く現状は
日本の家庭で買われている犬や猫の数は現在年々減少の傾向にあるようです。
犬に関しては、ずっと増加してきた2008年の約1,310万匹をピークに減少し始め、2014年の調査では約1,035万匹となっています。
ピーク時に比べて20%の減少ですね。
猫に関しては2008年に約1090万匹をピークにやや減少しましたが、やや微増傾向で1000万匹ほどとなっています。
日本は老人大国なので、ペットを飼う人が年々増えていましたが、そうした中でも最近は減少気味で、しかも大型犬よりは室内で飼える小型犬や猫にシフトしているようですね。
日本でもペットショップが犬猫の販売を止めて、犬の幼稚園を作って方向転換して成功している例もあります。
ワンちゃんを預かって専門のトレーナーによってトレーニングを施し、飼い主に返すというシステムで、専門的な知識を学んだスタッフが担当し、ただ預かるペットホテルではなく、あくまでもトレーニングすることを売りにしているようです。
私達に今出来ることは何かある?
ワンちゃんネコちゃんに関しては、もし本当に飼いたいのならばペットショップからではなく、まずは保護されている保護犬・保護猫の中から選びましょう。
この子達は引き取り手がないと殺処分されてしまいます。(泣)
それから、もちろん今飼っていらっしゃる人達は最後まで責任を以て可愛がって飼い続けることが第一です。
また野良ちゃん達に去勢手術や避妊手術を行う団体もありますから、そういうところに協力することもひとつの方法ですね。
まとめ
ワンちゃんやネコちゃんも立派な家族の一員です。
一度家族に迎え入れたならば、必ず最後まで面倒を見るという固い決心をしてから迎え入れましょう。
そして出来れば、まずは保護されている子達の中から検討してみてはいかがでしょうか。
一年に一度、ワンちゃんネコちゃんの事を考える日があってもいいかもしれませんね。
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