2022年4月10日(日)放送の「行列のできる相談所」の3時間スペシャル(19時00時~21時54分)で新MCとして、井上芳雄さんが抜擢されて、驚きでしたね!
とは言え、ご本人もその場で伝えられての逆サプライズでしたから、もっと驚かれたとは思いますが。(笑)
井上芳雄さんと言えば、広く一般の人々にはまだまだ知られていないのかもしれませんが、”ミュージカル界のプリンス”としてミュージカルや舞台を見るのが好きな人達にとっては、もう憧れの存在・手の届かない高貴な王子様的存在なのです。
その彼が、いきなり「行列のできる相談所」のMCに抜擢されたというのは、ビックリを通り越して「何故?」の方が強いのですが、みなさんはどうでしたでしょうか。
今回は、あまり普段からテレビに登場されない”ミュージカル界のプリンス”井上芳雄さんが、しかもあまり関連性のないトーク番組のMCへいきなり抜擢された、その理由5つと世間の反応、彼の経歴についてご紹介したいと思います。
・井上芳雄の経歴
井上芳雄が行列MCへ何故抜擢?その理由5つ
今回の異例とも思える抜擢について理由を考えてみました。
2.声・発音が良い
3.トーク力・MC力がある
4.ミュージカル界・声優界のファンの取り込み
5.スケジュール・方向性との合致
この辺りが考えられる主な理由です。
1つ1つ理由の根拠と世間の反応を見ていきたいと思います。
20周年を迎えた番組の刷新
4月10日(日)に日本テレビ系で放送された「行列のできる相談所」3時間スペシャルは、番組誕生から20周年をお祝いし、番組タイトルロゴやスタジオセットを一新しました。
気づかれた方もいらっしゃるとは思いますが、それまでの番組タイトルは「行列のできる法律相談所」として、弁護士の方が画面右側に座ってらして、ご意見番みたいに出演者の方の質問や悩みに答える形でした。
番組がスタートした当初は、本当にゲストの方のお話(相談)の内容が法律的に〇か×かや、×だった場合罰金いくら・禁固何年等、知らないと怖いような話もたくさん出ていましたね。
それが年数がたてばたつほど、その法律的な要素が薄れ、ご意見番的な意見もそんなに必要ないのかなというような内容に変わり、最近では画面左側=いわゆるひな壇と呼ばれる場所に座っているお笑い芸人さん達やタレントさん達の中から、歌手のコンサートのバックダンサーに紛れ込む企画や、ダンス大会に出演する企画等、(もちろんそれはそれで大変ですし、感動的ですが)、何が相談所?とちょっと方向性がわからなくなってる感もありました。
ずっとずっと昔は紳助さんがMCとして面白おかしくズバッとメリハリのある取り回しをしていましたが、それ以降MCがお笑い芸人の中から交代で選出されるも、何かもやもやするというか、誰がやってもそんなに代わり映えしない雰囲気はあったような気はします。
そういう意味でも、今回20周年を迎え、番組タイトルから”法律”の部分は消え、「行列のできる相談所」と変り、番組のイメージを刷新する為にお笑い芸人の中からではなく、テレビドラマに出ている有名俳優からでもなく、ちょっと風変わりなミュージカル界からの選出ということで「井上芳雄」さんが抜擢されたと考えます。
番組ロゴは色もカラフルでちょっぴりヨーロッパナイズされていておしゃれに。
これからも番宣を兼ねて、カッコいい俳優やキレイな女優さん、人気のあるジャニーズ等が出演すれば、若い子達の視聴率UPに繋がりそうですね。
声・発音が良い
先ほどもご紹介しました通り、井上芳雄さんは”ミュージカル界のプリンス”との異名を持つ方で、歌声はもちろん、普段のお話される時の声も発音も良く、聞いていて心地よい声をなさっています。
トークというより雑談的ですが(笑)、井上芳雄さんが持ってらっしゃる人気ラジオ番組「井上芳雄 by MYSELF」(2017年4月2日よりTBSラジオで続投中)の中から派生したライブについてお話している所をご紹介します。
ピアニストの「大貫裕一郎さん」とミュージカル界の盟友「田代万里生さん」との3人の仲良しトーク。
井上芳雄 by MYSELF SPECIAL “LIVE” 20th Anniversary Festival! ~裏切らない芳雄4時間フェス~ についてのトーク。
ミュージカルでは2000年の初舞台から早22年。
今やベテランになって、不動の地位を築いています。
はいだしょうこさんとのデュエット、ディズニー映画『アラジン』でおなじみの「ホール・ニュー・ワールド」をお聴き下さい。
さらりとした爽やかな歌声で、プリンスと呼ばれる意味がわかると思います。
そして他にも歌声をお聴きしたい方の為に、公式より配信リンクを貼っておきます。
トーク力・MC力がある
井上芳雄さんがお持ちのレギュラーラジオ番組「井上芳雄 by MYSELF」は2017年4月2日よりTBSラジオで始められたので5年が過ぎ、6年目に突入しました。
そんなトーク慣れした井上芳雄さんについて、前回行列に出演した時に気づいた、さすがは敏感なフワちゃんのコメント。
「芳雄、喋りいいね。ラジオでもやってんの?」
そうです、ラジオ歴も長いですし、2021年4月からはNHKの歌番組『はやウタ』で司会もされています。
また、ご自身のコンサート中のMCも長いことで有名で、意外に饒舌な一面もあります。
既にご経験充分なので、いきなりMCに指名されたからと言って、素人がなった訳ではないので、他の視聴者さんや番組関係者の方がご心配なさるようなことはありませんので、ご安心を。
こちらが、井上芳雄さんのラジオ番組「井上芳雄 by MYSELF」です。
プリンスご本人が話す裏話や、生歌等もアリ、ミュージカルや舞台が好きな人には堪らない、他にはない貴重な番組となっています。
それが、これだけ続いている理由なんでしょうね。
ミュージカル界・声優界のファンの取り込み
ミュージカル界と言えば、ちょっと濃いキャラで有名な「山崎育三郎さん」も歌番組だけでなく、トーク番組のゲストから、その面白さを買われて『おしゃれイズム』の後継番組、『おしゃれクリップ』のMCに抜擢されています。
ちょっと流れが来ている感はありますよね。
誰でもそうですが、自分の推しやファンの人が出ている番組はチェックしますし、明らかに注目を集めているようです。
このご時世で、大人数が1つのホール内でコンサートや舞台でのミュージカル等、生で見る事が出来ないとなると、テレビ番組でその代わりになるものを求めるものなのかもしれません。
井上芳雄さんファンにしたら、当然MCが井上さんならば、井上芳雄さん・浦井健治さん・山崎育三郎さんの3人のユニット『StarS』のメンバーが出演するのでは?と期待が高まりますよね!
私も個人的に期待している1人ですし、そうでなければ多忙な”ミュージカル界のプリンス”を起用した意味がないと思うので、いずれ出演されると思います。
また、井上芳雄さん自身の多忙が故に、お身体を壊されるのではないかという、ファンの方達の心配の声も出ていますね。
それにミュージカルが「面白おかしく」いじられるのもどうかという懸念の声も上がっています。
今まで知らなかった人が興味を持って頂けたり、これを機に見に行って下さる方が増えたりしたら、それは嬉しいことですが、ヘンにいじられてその存在を貶められるようなことは避けたいですね。
井上芳雄さん、行列のMCになり、スッキリのコメンテーターをやり、ラジオもやり、ミュージカルもこなす…
体力大丈夫なのか…
あとミュージカルが変にいじられませんように…— ひかり (@YGzvh7iDhhm4Am4) April 24, 2022
井上芳雄さんのお話された「舞台は捨てずに」の言葉に安心したファンがたくさんいらっしゃいましたね!
テレビ番組ー大河やドラマ、映画にも出演なさっていますが、やはり基軸は”ミュージカル”・”舞台”、”コンサート”など”生もの”が合っていると思いますし、ご自分もお好きなんだと思います。
何より大事になさっているのがわかりますよね。
久しぶりの生放送でこの数週間の怒涛の出来事を振り返りつつ、“舞台は捨てずに”新しいお仕事にも挑戦する!と話して下さる芳雄さんは、やっぱり自分以外への気配りと思い遣りのレベルが違う✨周りの誰も傷つけない優しさと強さ✨#井上芳雄byMYSELF
— まい (@bernamai) April 24, 2022
スケジュール・方向性との合致
先ほどご紹介しましたように、このご時世で”ミュージカル”・”舞台”、”コンサート”など”生もの”の発表の場が突然中止になったり、延期になったり、お仕事のスケジュールがここ2年程、かなり混乱されたと思います。
そういう意味では、何年も先まで埋まっているはずの舞台のスケジュールが、今はいつどうなるかわからないこともあり、前よりは「空いている」ことと「臨機応変」になっていることなど、またご自身がミュージカル界のベテランになられたことから、「普及」にも力を入れていこうとされていることなど、この今回の行列のMCへのオファーを受けた(事務所が先に受けたのでしょう)理由ではないかと考えます。
井上芳雄の経歴
簡単プロフィールをご紹介。
出身地 :福岡県福岡市
生年月日:1979年7月6日(42歳)
出身校 :中学時代を米国で過ごし、西南学院高等学校⇒東京芸術大学音楽学部声楽科卒業
身長 :182㎝
血液型 :A型
家族 :妻(知念里奈) 息子2人 妹:初輝よしや(元宝塚歌劇団男役)
ご存知の方も多いと思いますが、奥様は歌手で女優の知念里奈さんです。
ミュージカル『ミス・サイゴン』で共演したことをきっかけに交際をスタートさせ、6年の交際期間を経て、ご結婚なされました。
井上芳雄さんはミュージカル「エリザベート」のルドルフ役が初舞台で、それ以降ミュージカル・舞台をメインにご活躍されてきました。(2000年 – 2001年、2005年) – ルドルフ 役。
他に有名な舞台は、
・ハムレット- レアティーズ 役
・ミス・サイゴン- クリス 役
・マリー・アントワネット- アクセル・フェルゼン 役
・シェルブールの雨傘- ギイ 役
・三銃士- ダルタニャン 役
・星の王子さま- 飛行士 役
・グレート・ギャツビー- ジェイ・ギャツビー 役
・ガイズ&ドールズ- スカイ・マスターソン 役
などなど、ここにご紹介しているのはほんの一部で、多数なのですがほとんどが主役級、もうミュージカル界にはなくてはならない人です。
また実力派なので、ご自身のコンサートやディナーショーの他、クラッシック界(オーケストラ等)とのコラボや他の名だたる重鎮・実力者達との共演もたくさんされています。
(市村正親さん、鹿賀丈史さん、島田歌穂さん、クミコさん、石井一孝さんや石丸幹二さん、濱田めぐみさん等、また中止になってしまったけれど、平原綾香さんや サラ・オレインさんとの企画等など)
彼が出演しているミュージカルで有名なものの1つである「エリザベート」。
私が一番最初に井上芳雄さんを見たのは、まだ「エリザベート」で、ルドルフ役をされていた時でした。
なんと、宝塚歌劇団としては初の「エリザベート」1996年雪組公演で、死神「トート」を演じられていた一路真輝さんが、エリザベートを演じ、トート役には元劇団四季のスーパースター山口祐一郎さんという、ミュージカルの王道みたいなキャスティングでした。
死神「トート」に魅入られてしまう若き大公「ルドルフ」。
線の細い神経質そうなルドルフ役を演じていて、既にその後の活躍を予見させるような舞台でした。
それが今やベテランとなって、若きルドルフをを翻弄する死神トートを演じ、今後のミュージカル界を育てて行くために普及活動もされているかと思うと、本当に感慨深いです。
元宝塚の女優陣もふんだんに出演されていて、本当に豪華なキャストです。
(この2019年版はルドルフにSixTONESの京本大我君も出演されていますね)
映画「宇宙兄弟」で真壁ケンジ役で出演されたり、NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」にも出演されたり、TBS系のドラマ「半沢直樹」でも加納一成役で出演されるなど、近年テレビでの活動も広げられていましたので、ご本人の経歴としたら満を持してのMCスタートなのかもしれません。
まとめ
2022年5月1日から放送の「行列のできる相談所」の新MCとして抜擢された、あまり普段テレビに登場されない”ミュージカル界のプリンス”井上芳雄さん。
20年も続いている大御所トーク番組のMCへ、いきなり抜擢された、その理由5つを考察しながら世間の反応、また彼の経歴についてご紹介しましたがいかがでしたか。
こうして考えてみると、ミュージカルや”ミュージカル界のプリンス”井上芳雄さんのことを広く一般の方に知って頂く良い機会でもありますし、20年も続いたこの番組を刷新する良い起爆剤にもなりますし、お互いにwin-winなスタートとなりそうですね。
本日新体制になってからの第1回目となりますが、果たしてどんな番組になっていますでしょうか。
楽しみに見てみたいと思っています。
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