最近の卵の異常な値上がりにびっくりしているのは、私だけではないと思うのですが、世間のみなさんはどう思ってらっしゃるのでしょうか。
いつも母が、この数十年卵だけは値段が変わらない、大体いつも1個10円と言っていたのですが、その神話は崩れ、今や倍以上のお値段!!
本当にあまりの爆上がりに驚きですし、そもそも一体何故急にこんなことになったのか、そしていつまで続くのか知りたいところですよね。
そこで今回の記事では下記についてまとめました。
・いつまで続くのかと世間の声も!
卵の値上がりの原因3つ!
卵の値上がり原因①鶏のエサとなる飼料の値上がり
もともと2.3年前程から、飼料のメインである「トウモロコシ」の値段が値上がりしていました。
輸出国である、近隣のアジア諸国の発展に伴い、徐々に値段も上がっていました。
国の発展と共に、農作物の質も上がり段々と卸値が上がってくるのは当然のことなので、仕方がないですが、それにより、鶏卵農家さんは今まで売値を上げずに対応していたため、利益が出なかったり赤字で、経営困難な状態でした。
そういう現状を知ると、値上がりも致し方ないというか当然と思えますよね。
卵の値上がり原因②鳥インフルエンザによる絶対数の低下
ご存知かもしれませんが、主に渡り鳥による接触で、しばしば起こる鳥インフルエンザ。
現在もそれが広まり、相当数の処分がされており、中々生産数が確保出来ない状況です。
この3月にも、まだ鳥インフルエンザの影響で、北海道千歳市の養鶏場では約56万羽の殺処分が決まったそうです。
今回、これらの鳥インフルエンザの影響で半年間は、生産がままならないとのことで、流通される絶対数が少なく、値上がりに拍車をかけていますね。
卵の値上がり原因③近隣のアジア諸国への輸出増加
そして、意外に知られていないのが、日本の生卵はハイクオリティでとても美味しいと、近隣のアジア諸国で人気となり、高値で輸出されています。
その中でも輸出の90%を占めているのが香港で、香港の裕福層のグルメ達が日本の卵を買い求めています。
続いて台湾やシンガポールも輸入しています。
なんでも6個入り約1,000円というから、中々の高値ですが、そもそも卵を生で食べる文化・習慣のなかった国でも、日本の物なら安心ということで、卵がけご飯を食べる人達も増えてきているようです。
卵の値上がり補足:ロシアとウクライナの長引く諍い
もうこれが原因でインフラにも影響するガスや、小麦を始めとするたくさんの食料品が海外に出回らず、世界中の国々が困っていますが、その中に飼料が含まれていたりと、養鶏にも多大な影響を及ぼしています。
直接の影響ではなくとも、全ての価格の高騰に繋がっているので、更にはそれらが品物の値段に上乗せされていることは必至ですよね。
こちらも中々終息の気配が見えない上に、焼き払われたウクライナの広大な農地などが元に戻るのに、一体何年かかるかなど考えると、まだまだ値段が下がることへの好材料は見えませんね。
卵の値上がりいつまで続くのかと世間の声も!
JA全農たまごのデータによると、東京地区の卵の卸売り価格はMサイズ1キロあたりで見ると、
・2023年1月 341円
と2.2倍と、過去最高値を記録しています。
農林水産省の「食品価格動向調査」によると、(10個入り)
・2023年1月の平均価格は244円
・2023年2月の平均価格は262円
と更に上がり続ける一方で、高騰が止まりません。
農林水産省によると、対策として空いた鶏舎を綺麗に消毒してからひな鳥の飼育を初め、半年から1年後には産むようになるとのことですので、この価格の高騰はまだあと1年近く続くか、または値下りしない状況が続くと見られます。
そしてニュースやSNSを見ていると、やはり東京が一番値上がりし、更に品薄という状況のようです。
おはようございます。
スーパーに行ったら卵の値上がりがすごいですね。
値段の変化がなかった優等生の卵が。
鳥インフルの影響らしいですが、輸入の生卵は勘弁してほしいなあー。
雨ですが楽しい休日をお過ごしください。東京都、文京区、根津神社 pic.twitter.com/lP2wUgGMBi
— 澤田末吉 (@sawadasuekichi1) March 25, 2023
私の住んでいるエリアでは(千葉県)、卵の値上がりはしているものの、品数が足りないだとか、品切れということはまだありません。
こちらの投稿をみると、Mパックで350円とありますが、本当に近い将来実現しそうですね。
種類によってはまだ値上がりしていないところもあるようです。
普通の卵と、今まで高級卵と言われていたものが、同価格になったという、価格破壊。
同じ値段だったら、どちらを選ぶことになるでしょうか…。
そうなると、普通の卵の値段をやや下げて差別化することにはならないでしょうか。?
普通の卵は値上がりしてるけど、高級卵は値上がりしていない。
もうほぼ同価格になった。
ゆえに私のような貧民が高級卵を食べられるようになった。 pic.twitter.com/C0fKwYT45Z
— 松田雄一@広島 (@Yuichi_1640) March 12, 2023
まとめ
「卵の値上がりの原因3つ!いつまで続くのかと世間の声も!」と題して、卵の値段が爆上がりしていることの原因と、それが一体いつまで続くのかについて調べてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
卵だけはずっと何十年も値段がほぼ変わらずに来た食品だっただけに、ここ最近の値上がりにはびっくりすると共に、少しうすら寒い怖さも感じます。
対策されているとはいえ、まだ1年は優にかかる見込み。
我々庶民の生活を脅かす、食料の値上げ、エネルギーの値上げ。
ここ数年で、何もかもが急速に値上げされていますよね。
どなたかが、インタビューで答えてらしたように、以前は毎日食べていた卵料理も、残念ながら使用頻度が下がった生活になって行くかもしれませんね。
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