日本のアイドル文化を築き、多くのトップアーティストを排出してきた旧ジャニーズ事務所。
現在旧ジャニーズ事務所に所属し、CDデビューを果たしているグループは17組ですが、所属レコード会社や所属レーベルがグループによって違っています。
同じ事務所なら同じレーベルからCDデビューをするのが普通だと思うのですが、どうして旧ジャニーズ事務所は、そんな戦略を取っているのでしょうか。
・現ジュニアのグループがもしCDデビューしたら、どのレーベルに所属するの?
今回は、旧ジャニーズのレコード会社事情についてまとめてみました!
旧ジャニーズのレーベルはなぜ違う?
旧ジャニーズのアーティストたちが、それぞれ所属するレーベルはなぜ違うのでしょうか?
理由は、各グループに合った売り出し方をするためであると考えられます。
日本には数々のレコード会社があり、そのレコード会社の中にも、また数々のレーベルが存在しています。
それぞれのレコード会社の歴史やレーベル発足の理由によって、強みや特化していることも違ってきます。
グループをデビューさせるときに、そのグループの色や強みにあったレーベルに所属させることで、より充実した売り出し戦略を行うことができます。
そして各グループが所属しているレーベルには、旧ジャニーズ事務所が共同出資している会社が多くあります。
これもまた、旧ジャニーズ事務所の戦略のひとつです。
音楽による収益を旧ジャニーズ事務所へ入れるようにするというのも理由のひとつでしょうが、所属事務所が絡んでいることで、各グループ同士のコラボへのハードルも低くなります。
旧ジャニーズ事務所所属アーティストによる合同コンサートの開催もそうです。
最近では、SnowManとSixTONESの同時デビューなんかもそうですね。
デビューを果たしたすべてのグループが、自分たちの描く未来に向かって成長し、切磋琢磨していけるように、所属レーベルが違っているのです。
それでは、旧ジャニーズ事務所のアーティストが所属しているレコード会社・レーベルをご紹介していきましょう。
ストームレーベルズ(旧名ジェイ・ストーム)
ストームレーベルズ(旧名ジェイ・ストーム)は、2001年11月に設立された、旧ジャニーズ事務所が親会社のレコード会社になります。
今やCDの総売り上げ数歴代4位を誇る嵐が、まだ売れていなかった時代に、嵐のためのレーベルとして発足されました。
他の所属アーティストは、Hey!Say!JUMPやなにわ男子。
この2組は、デビューからジェイ・ストームに所属しています。
旧ジャニーズ事務所らしい、THE・アイドルといったグループが所属している印象が強いですね。
もっともアイドルらしさを追求しているレコード会社、レーベルであると言えます。
ELOV-Label(旧名ジャニーズ・エンタテイメント・レコード)
ELOV-Lavel(イーラブレーベル)の旧名は、ジャニーズ・エンタテイメント・レコード。
1997年にKinKi KidsのCDデビューのために、旧ジャニーズ事務所が設立した株式会社ジャニーズ・エンタテイメントというレコード会社が元となっています。2019年にレコード会社の事業は終了。
レーベルのみを旧ジェイ・ストームに転籍させて、現在に至ります。
かつては少年隊が在籍していたり、ジュニアの作品の制作を行っていたこともあり、かつては、旧ジャニーズ事務所のレコード会社といえば、ジャニーズ・エンタテイメントだったと言っても過言ではありませんでした。
所属アーティストは、NEWSやWEST.。
高いエンタテイメント性と歌唱力を持ち合わせたグループが所属している印象があるレーベルです。
インフィニティ・レコーズ
インフィニティ・レコーズは、2014年8月に関ジャニ∞のために発足されたレーベルです。
レコード会社は旧ジェイ・ストームとなります。
関ジャニ∞はテイチクエンタテインメントという演歌に特化したレコード会社よりCDデビュー。
デビュー10周年の年に、自分たちのやりたいことをより深く追求できる環境に身を置くために、インフィニティ・レコーズを立ち上げました。
自主レーベルですので、CD収録曲の構成からリリース時期の調整、さらにツアーの企画まで、すべてを自分たちでプロデュースしています。
所属は、今の時点では関ジャニ∞のみ。
大元は旧ジェイ・ストームということもあり、旧ジャニーズ事務所ならではのノウハウも受け継ぎながら、関ジャニ∞にしか実現出来ない音楽を作り続けています。
メントレコーディング
メントレコーディングは、2022年1月に設立されたレコード会社。
もっとも新しいレーベルとなります。
メントレコーディングは、大手レコード会社であるエイベックスとジャニーズ事務所が合同で設立しました。
そして、もともとエイベックスに所属していたSnowMan、Kis-My-Ft2が所属することに。
特にSnowManは、メントレコーディングに所属してから、本人たちやファンの声がより反映されるようになったと好評です。
エイベックスは、有名アーティストを多く輩出した大手レコード会社。
そんなエイベックスと旧ジャニーズ事務所が手を組んだメントレコーディングは、世界でも通用するアーティストを排出できる力があると考えられます。
ユニバーサルミュージック
ユニバーサルミュージックは、日本拠点のある外資系レコード会社の中で最大手です。
さらに創業100年近くになる老舗レコード会社でもあります。
そしてレコード会社ユニバーサルミュージック内に設立されたレーベルが、UJ。UJは、旧ジャニーズ事務所所属のアーティストのみ所属しているレーベルになります。
UJに所属しているのが、King&Prince、SexyZone、Travis Japan。
そこからさらに各グループごとに個人レーベルに分かれています。
・Sexy Zone :Over The top
・Project TJ :Travis Japan
とても細かくてわかりにくいですが、各レーベルの大元はすべて、ユニバーサルミュージックとなります。
外資系レコード会社とあって、世界に太いパイプが必要なグループが所属しているイメージが強いですね。
ソニー・ミュージックレーベルズ
ソニー・ミュージックレーベルズは、大手ソニー・ミュージックエンタテイメントの完全子会社です。
所属しているのは、SixTONESです。
ソニーはみなさんご存じの通り、実力派アーティストを多く排出しています。
SixTONESの産み出す音楽もまた、これまでの旧ジャニーズアイドルとはまた違った魅力があります。
アイドルらしさではなく、アーティストとしての音楽を追求するために、SixTONESはソニー所属となったのでしょう。
ポニーキャニオン
ポニーキャニオンもまた、語らずとも多くの人が知っている、大手老舗レコード会社です。
音楽制作も強いですが、映像制作にも特化している会社です。
そのポニーキャニオンのレーベルに所属しているのが、ABC-Z。
ABC-Zは実は、旧ジャニーズ事務所アイドルでは異例の、CDデビューではなくDVDデビューでした。
その繋がりもあって、ポニーキャニオン所属なのかもしれませんね。
そして、今はユニバーサルミュージックに所属しているSexyZoneも、デビューから9年間はポニーキャニオンに所属していました。
海外進出を視野に入れた活動をするために、ユニバーサルミュージックへ移籍したそうです。
旧ジャニーズ今後デビュー組のレーベル予想!
様々なレーベルにあえて所属させることで、各グループの特色を活かした売り出しをする旧ジャニーズ事務所。
そして、そのCDデビューまでの道のりは、厳しい狭き門となっています。
現在、CDデビューを夢見て日々切磋琢磨しているジュニア。
そんなジュニア内のグループが、もしもデビュー決定したら、どのレーベルに所属するのでしょうか?
ジュニアの中でも、デビューに近いと言われている6グループについて、未来の所属レーベルを大予想してみました!
レーベル予想①HiHi Jets
HiHi Jetsがもしデビューしたら、レーベルはメントレコーディングだと予想します。
前社長の秘蔵っ子であり、デビューに近いグループとしても名高いHiHi Jets。
そんなHiHi Jetsは、それぞれの個性が強く、エンターテイメント性の高いグループです。
どこか男子校を思わせる青春感が強く、少年漫画のような雰囲気でファンを魅了しています。
同じような雰囲気を持ったグループが、SnowMan。
人数こそ違いますが、一緒に夢に向かって駆け抜けていく爽やかな青春感が、デビュー前のSnowManとよく似ています。
HiHiのリアルDKの日常も楽しいな。
決め方のテンポや雰囲気がスノに似てる。編集によるものかもしれないけど。— くらげ (@rdrhrrstkice_82) March 1, 2019
そのため、SnowManが所属しているメントレコーディングでデビュー出来たら、HiHi Jetsの良さを失わずに、SnowManのようなスターへ成長することに期待が持てます。
レーベル予想②美少年
美少年がもしデビューしたら、レーベルはストームレーベルズだと予想します。
正統派でスタイリッシュなイケメンが集まっているグループである美少年。
王道グループを上手く育てられるレーベルは、ストームレーベルズの他にありません。
さらに美少年は歌唱力の高さにも定評があり、ストームレーベル所属のHey!Say!JUMPの曲をコンサートでカバーすることが多くあります。
早朝4時から #jumpingcarnival 鑑賞会の娘たち
美少年もたくさんカバーさせてもらってるからJUMP兄さんたちの歌う姿に美の歌う姿も浮かんでくる
そういうところはこれからもなくならないで欲しいなぁ。
お下がり衣装もなくならないよね?#HeySayJUMP #美少年— blue (@bluexx01366173) October 16, 2023
個性派が光る今のジュニアの中で、正統派アイドルの継承を受け継ぐグループは貴重な存在です。
美少年にはぜひとも正統派の道を歩んでほしいですね。
さらに、美少年はHiHi Jetsと並べて評価されることが多々あります。
「同時デビューをしてほしい!」なんてファンの声もあるほどです。
hi美同時デビューでも全然大丈夫だから美少年デビューしてほしい
正直hi美に関しては既にvsで売ってるし慣れてる
むしろゆとたい一緒にデビューしてくれた方が嬉しいかも— (@___oo0m_) February 9, 2022
旧ジャニーズ事務所は以前、SnowManとSixTONESを同時デビューさせた実績があります。
仮にHiHi Jetsがメントレコーディングから、美少年がストームレーベルズからデビューするとなると、2つのレーベルは旧ジャニーズ事務所が運営自体に関わっているので、非常にスムーズに話しが進みます。
そういった意味でも、美少年にはストームレーベルズからのデビューを期待します!
レーベル予想③7 MEN 侍
7 MEN 侍がもしデビューしたら、レーベルはソニー・ミュージックレーベルズだと予想します。
7 MEN侍は、ジュニア内グループの中でも特に音楽に特化したグループです。
そして幅広く個性光るメンバーが集まった、異端児揃いのグループでもあります。
そんな7 MEN 侍の個性を生かせるのは、ソニー・ミュージックレーベルズだと考えます。
7MEN侍もレーベルSONYでデビューして欲しいわ。
— ちょりん (@7ms_0402) January 24, 2022
キラキラアイドルというよりも、メンバー自身の個性を生かした音楽で売り出せる7 MEN 侍なら、ソニー・ミュージックレーベルズで大きく変身出来るはずです。
レーベル予想④少年忍者
少年忍者がもしデビューしたら、レーベルはELOV-Lavelだと予想します。
少年忍者は、総勢21名からなる大所帯のグループです。
そして旧ジャニーズのエンタテイメントを受け継いでいる貴重なグループでもあります。
そんな少年忍者には、1番古くから旧ジャニーズ事務所のレーベルとして歴史のある、ELOV-Labelからデビューしてほしいと考えます。
少年忍者がデビューするならレーベルはJEがいいなぁ
— しいたけの背な比べ🐯🖤 (@blackoki0120) June 3, 2023
また、高いエンタテイメント性という部分からも、少年忍者の総勢21名で繰り出すダンスは、圧巻の見ごたえがあります。
旧ジャニーズ事務所がなくなってしまった今だからこそ、少年忍者にはジャニーズイズムを未来へ受け継いでいってほしいですね。
レーベル予想⑤Lilかんさい
Lilかんさいがもしデビューしたら、レーベルはストームレーベルズだと予想します。
Lilかんさいもまた、美少年と同じく正統派アイドルグループです。
美少年との違いは、美少年がスタイリッシュなアイドルだとすれば、Lilかんさいはキュートさを兼ね備えたアイドルグループであると言えます。
ストームレーベルズに所属する、嵐やなにわ男子と同じ系統ですね。
そのことからも、先輩の背中を見て成長してほしいという気持ちがあります。
リトかんちゃんも、デビューレーベルはジェイ・ストームやと思う!
Aぇは、SnowManと同じレーベルじゃない?
— めぐぽん🍇 (@arashi_ss_kmk) June 8, 2023
Lilかんさいが持つ、関西人としても持ち前の明るさとバラエティの上手さ、5人の歌声のハーモニーは、きっとストームレーベルズで大きく花開くことでしょう。
レーベル予想⑥Aぇ! group
Aぇ! groupがもしもデビューしたら、所属レーベルはインフィニティ・レコーズだと予想します。
2023年は大活躍の1年だったAぇ! group。
年末にメンバーが1人契約解除となってしまいましたが、それでもまだまだ勢いは衰えていません。
そんなAぇ! groupが、インフィニティ・レコーズを立ち上げた関ジャニ∞と、Aぇ! groupのグループの色が似ています。
歌唱力が高いところ、バンドスタイルが売りのひとつであること、コンサート内でお笑いコーナーをやるところなど、2グループの共通点はたくさんあります。
また、関ジャニ∞の横山裕さん、大倉忠義さんがAぇ! group結成に深く関わっていることもあり、「同じ関西の先輩のもとでデビューしてほしい!」というファンの声も多くありました。
Aぇ!groupがジャニーズでCDデビューする世界線で生きていたかった。絶対レーベルはインフィニティだったと思う。
— 🐱 (@jjjjjjj_nes) October 12, 2023
個人的にAぇ! groupをひいきしている身としては、関ジャニ∞と同じく、自分たちで個人レーベルを立ち上げてほしいなとも思いますね。
自己プロデュースがとても上手なグループなので、自分たちで自由に好きなことができる環境の方が、Aぇ! groupの良さが際立つでしょう。
そうなると、関ジャニ∞と同じく、旧ジェイ・ストーム内で個人レーベルを立ち上げることが、1番嬉しいなとファンとしては思います!
まとめ
今回は、旧ジャニーズ事務所に所属するアーティストのレコード会社、レーベル事情についてまとめてみました。
旧ジャニーズ事務所に所属するアーティストが、バラバラのレコード会社やレーベルに所属する理由は、各グループに合った売り出し方をするためであると考えられます。
それぞれのグループやアーティストたちのことをよく考えている戦略ですね。
さらに、現在旧ジャニーズ事務所のアーティストが所属しているレコード会社、レーベルをまとめてご紹介しました。
そして、現在CDデビューに向けて切磋琢磨し頑張っているジュニア。
そのジュニア内のグループがもしもデビューをするならば、どのレーベルに所属するのかを予想してみました!
具体的にデビューが発表されたグループは現時点ではありませんが、どのグループにも頑張ってほしいなと思います。
旧ジャニーズ事務所にとっても、所属アーティストにとっても、今が踏ん張り時です。
それぞれのグループが培ってきた強みを活かせる環境で、これからも活躍されることを楽しみにしています。
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