もはや冬の風物詩ともなった、『プレバト‼』での俳句『冬麗戦』。
回を重ねるごとに、ハイレベルな戦いになってきていて、見ているこちらも手に汗握りますよね。
前回の優勝者・北山宏光さんは2連覇を狙いますが、惜しくも11位で、句を読んで貰うことすらかないませんでした。(残念!)
とは言え、上位常連の立川志らくさんでさえ12位というこの混戦の中で11位と言えど、充分に健闘されたと思います。
史上最高にハイレベルなこの2022年俳句『冬麗戦』を制したのは、、、
永世名人の東国原英夫さんでした!
今回は激戦だった、2022年『冬麗戦』の様子・全部の句と、1位と聞いて納得な東国原英夫さんの今回の俳句についてお伝えします。
永世名人東国原英夫の句
2022年『冬麗戦』の様子
2021年に詠まれた全364句という、膨大な数の俳句の中から、お馴染み夏井いつき先生が、年間優秀句を詠んだ人として14人選びます。
その選び抜かれた14人よるグランドチャンピオン大会の『冬麗戦』。
名人・特待生からは“永世名人”の東国原英夫さん、梅沢富美男さん、Kis-My-Ft2の横尾渉さん、千賀健永さん、北山宏光さん、立川志らくさん、フルポン村上さん、フジモン、森口瑤子さん、千原ジュニア10人が選出されました。
そして残り4人は、犬山紙子さん、IKKOさん、小倉優子さん、堀未央奈さん。
この14人で、競う2022『冬麗戦』。
今回のお題は「人生ゲーム」。
永世名人の梅沢富美男さんは「優勝します!」と、いつものように得意げに意気込みを見せて賑わせてくれました。
14位から3位までの句を一気にご紹介します。
Kis-My-Ft2からは、前回春の大会で優勝した横尾渉さんも王者奪還を目指しましたが、今回は惜しくも6位!
ミニマリストという長い語を使うという試みを、挑戦したと評価される一方で「ひょっとするとこの人はミニマリストでは?」と読者に想像させる余地を残すともっと良かったとなつき先生からのご意見。
確かに、先生はいつも映像だけを描写して、読み手に想像させるのが大事。
言葉は少なくとも画になればわかるとおっしゃっていますよね。
個人的には女優、森口瑤子さんの句が、すんなりわかり易く、しかもお正月・冬休みに家族や友達とするカード遊びを思い浮かべて、とても良かったと思いました。
なつき先生も、神経衰弱にイメージを飛ばして、思いがけず出てしまった小さなくしゃみ(季語)で、スペードの位置を忘れてしまうという小さな”残念”が上手く表現できているとお褒め頂いていました。
お直しもなかったけれど、これでも3位。
2位、1位の句がどれだけ良かったのか、という事になります。
千賀健永さんは惜しくも2位!!
とは言え、素晴らしい結果ですよね。
なんともロマンティックな俳句ですよね~。
なつき先生も直しはいらない「上手になった‼️」とのことで、千賀君の実力が上がって来ているのを認めてらっしゃいます。
本当に、俳句を初めてまだそんなに年数経っていないのに、素晴らしい成長ですよね。努力家さんです。
ただ、今回はやはり1位が強すぎました…。
10位の犬山紙子さんの句も、さすがはエッセイストなだけあって、ちょっと視点が他の人とはいつも違うな~と思います。
彼女も、当たるとドン!と1位になる可能性のある方なので、今後も何か起こしてくれそうな予感がします。
永世名人東国原英夫の句
『片襷硬し 四日の 身を通す』
(かただすきかたし よっかの みをとおす)
人生ゲームのお題から、ご自身の人生の中の戦いである『選挙戦』についての句を詠まれました。
「4日」という季語で晴れの行事と、俗な行事=選挙戦が一句の中に2つ。
計算された上で全ての語が選ばれていると、なつき先生も賞賛されていました。
硬い襷をきっちり締めて、冬の寒い中選挙の街頭演説に出て行くシーンが思い浮かびますよね。
もちろんお直しはなしの、文句なしの1位の句。
ご自身としては通算7回目、永世名人としては初めての優勝。
ハイレベルな戦いの中で、並み居る強豪を制しての優勝。
優勝したことの嬉しさだけでなく、その句の意味をなつき先生がかみしめてくれて、東国原さん本当にお顔が嬉しそうでしたね!
まとめ
『プレバト‼』俳句ー2022年『冬麗戦』を制したのは、永世名人の東国原英夫さんでした!
その句を見れば、誰もがなっとくの東国原さんらしい、ち密に計算しつくされた完璧な句でした。
今回これだけハイレベルでドキドキな戦いだったので、春の大会でKis-My-Ft2のメンバーがどんな句で王位奪還してくれるのか、とても楽しみです。
コメント