自由民主党所属の衆議院議員である西村康稔(にしむらやすとし)氏のHPで「世界美人図巻」なるものを掲載していて、それが炎上したら削除してしまったとして、話題に上っていますね。
そもそも、そんなものがあったことも知りませんでしたが、一体どんなものだったのでしょうか。
そして、何がきっかけで炎上し、削除に至ったのでしょうか。
今回は、西村康稔(にしむらやすとし)議員の公式HPで掲載されていたという「世界美人図巻」について調べて行きたいと思います。
・西村康稔「世界美人図巻」画像とご意見も!
西村康稔「世界美人図巻」(美女図鑑)って何?
2008年頃から2017年4月までの約10年間、ご自身の公式サイトに「世界美人図鑑」というコーナーで、ご自身や同行したスタッフが撮った写真の投稿を行っていたようです。
約10年間と言えば、かなりの量の写真があったものと思われますが、2017年までということで、5年前で投稿は止まっていたんですね。
しかし、「世界美人図巻その189」という投稿があったので、少なくとも200近くの画像が上がっていたと思われます。
5年前で止まっていた投稿写真について、何故今こんなことになったのでしょう。
今回の発端は今年2022年の5月末(数日前ですね)、とあるツイッターユーザーが”ある自民党の某議員”についてということで、この議員が自身の公式サイトで「世界美人図鑑」を載せているというツイートをし、その画像をモザイク付きで紹介したところ、1700以上のリツイートとなったようです。
元々西村議員は自身のサイトに日常の色んな場面で撮影した画像をアップするコーナーを設けてらっしゃり、美女だけではなく海外出張先や、国内出張先、色んな場所や人の画像をアップしてらっしゃいました。
その1つとして、「世界美人図鑑」として国内外の出張先で会われたりお見かけした”美女”の画像を投稿していたようです。
このツイッターユーザーさんは画像にモザイクをかけてのツイートでしたが、西村議員の公式サイトでは、モザイクなどの画像加工はなく、女性たちの顔がわかる状態でした。
その被写体になった人達に撮影許可を取っているのか判然としない画像も含まれていたということで、更に批判ツイートの原因となっているもようです。
「世界美人図鑑」なる写真を自民党の西村康稔元新型コロナ担当相が、自身の公式サイトに掲載していました。今朝の「しんぶん赤旗」が報じました。
昼寝する女性や水着姿なども掲載。識者は、女性を「モノ化」し、性差別に基づく行動である、と指摘しています。
批判を受け西村氏は削除しました。 pic.twitter.com/OWfO4fsOiH— 三浦誠・赤旗社会部長 (@redbear2014) June 2, 2022
「しんぶん赤旗」に掲載されているように、女性を「モノ化している」”女性蔑視”と、許可なく写真掲載しているものも含まれているという”プライヴェートの尊厳”違反、この2点が批判の主な原因となっているようです。
例えばどういうことがあったかと言うと、研修旅行などで外国を訪れた際に、現地の女性を撮影し、その写真をサイトに投稿、「荒川静香風の美人が担当でした」「少し女優・松坂慶子さんに似ている美人です」などとコメントしていたというもの。
うーん、このコメントされて嫌な気持ちになる女性もいれば、嬉しいと思う女性もいると思います。
少なくとも美人と称されており、誉め言葉ではありますしね。
ただ、公の場で容姿に焦点を当てられるということが、女性蔑視になるということは残念ながら否めません。男性に対して「〇〇似のハンサムガイでした」等とはないのですから。
また、写真投稿した方の容姿を日本の女性衆議院議員と比較することもあったそうで、西村議員の美人図鑑シリーズは時折話題になっていたのだそう。
残念ながら、その当時その話題に気づきませんでしたが、そういうことがその頃、政治という世界の公の場で許されていたという事自体、残念ですね。
2022年5月31日にツイッターで取り上げられると、1700ものリツーイトの中で批判的な意見も多く、過去の投稿が拡散されるなど炎上となり、翌日6月1日のうちにほとんどの投稿が公式サイトから削除されました。
更に翌日の6月2日、西村議員の事務所は取材に対し、「不愉快な思いをされた方もおられたと思いますが、今後このようなことがないよう、細心の注意を払って参ります」と文書で回答しました。
この点、一般的に公の場所での撮影は、テレビ放送などでも特に画像処理をしていることは少ないと思いますが、
という文面から見る限り、ご本人も事務所も、”政治家”として広く一般の方々に対しての考慮や配慮といったものは少々足りないように見受けられます。
オレは悪くない、の三種盛り。
「不快な思いをされている人もいるとのご指摘もあったことから」
「不愉快な思いをされた方には心からお詫び申し上げます」
「今後は誤解を受けぬよう」西村やすとしブログhttps://t.co/PWEiSXERqo pic.twitter.com/SoLz84LKu6
— 武田砂鉄 (@takedasatetsu) June 3, 2022
少なくとも、国の政治をつかさどる政治家=海外に対しての日本の代表となる方々なので、このようなセンシティブな情報の取り扱いは一般のテレビと同等ではなく、それ以上を求められるのは当然ではないでしょうか。
「削除することを失念しておりました」じゃなくて行動に対しての謝罪をすべきでは。しかし気持ち悪いな
西村康稔元コロナ大臣 本人の許可なし?各国の女性撮影した“美人図鑑”が物議…その後しれっと削除(女性自身)#Yahooニュースhttps://t.co/YasdqQvs5j
— 竹中玲央奈 / Reona Takenaka (@reona32) June 3, 2022
西村康稔「世界美人図巻」画像とご意見も!
果たして、その炎上したという「世界美人図巻」とはどんなものだったのでしょうか。
サイトから削除されたそうですが、残念ながらインターネットの世界では、画像は残っております。
確かに、約200件もの投稿があった訳ですから、並べてみると、これだけでは足りない程あったということですよね。
西村康稔さんを知るには、「西村やすとし 世界美人図鑑」で画像検索をするといいと思う。
【西村康稔】犬のクソ! pic.twitter.com/SKQkBTSVFc— botch no subject (@SubjectBotch) June 3, 2022
ざっと見てみても、視察や研修の時だけではなく、海外で普通に路上を歩いている一般市民も”とっておきの1枚”として投稿されていますね。
車の移動中に見つけたスタイルのいいお洒落な女性
などといったコメントがついていますが、車の中からの撮影で、どうみても許可は取ってないでしょう。
リスト形式のURLは死んでるけど、Google検索でどっさり出てくる。いやはや…呆れるね。#西村やすとし #自民党 https://t.co/j95900LaSE https://t.co/pQh4lccTw8 pic.twitter.com/0APjTuxSTK
— ラーク@ただの酒呑み (@lark_ms7) June 1, 2022
残念ながら、やはり周りのスタッフ達も同じような考えの人ばかりなんですね。
そういうのを思ったとしても、心のなかで留めて置くことを教えてくれる人が周りにおらず、一緒に話している。どころか、それを公式サイトに載せてしまうくらいですから。
女性に対して”独身だろうか”などと発言してしまうこと自体が既にセクハラと世間では言われ、世の企業のオジサマ方は細心の注意を払っている昨今、政治家でまだこんなことを言っているとは。
知れば知るほど、・・・。
私の今までのブログ記事で他人に対して批判したことは1度もないのですが、このケースはレアケースですね。
いま話題の西村康稔(前コロナ担当大臣)のサイトを見物しに行ったら「美人図鑑」以外にもキモい記述を見つけてしまい閉口・・。
ヨルダン出張で出会った女性閣僚について「中々の美人」「経歴に家族構成についての記載がなく、後で、議員仲間で「独身だろうか」とささやきあった」
えっ何これ・・キモッ pic.twitter.com/kCe9QprKCu— HOM55 (@HON5437) June 3, 2022
残念!
まとめ
自由民主党所属の衆議院議員である西村康稔(にしむらやすとし)議員の公式サイトでの過去の投稿、「世界美人図巻」がこの2,3日で炎上⇒削除となり、それがなんだったのか、調べてみました。
いはやは、そんなことを過去とは言え10年近くされていて、これだけ世の中が”セクハラ”、”モラハラ”、”パワハラ”と、注意している時代なのにも関わらず、修正なり削除なりしてこなかったことに驚きを隠せません。
そういうのが趣味な人もいますが、そういうのは個人的趣味に留めて置いた方が良かったですね。
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