アンタレス食2023とは何で見える方角と時間は?何故赤くて寿命が近い!?

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アンタレス食2023が見られる日が近づいてきました。
「アンタレス食」という言葉を初めてお聞きになった人も多いかもしれませんね。

アンタレス食とは、月が恒星を隠す現象「星食」のひとつです。
アンタレス食について詳しく知りたいと思われた方もいらっしゃるかもしれません。

アンタレス食2023とは何か?
見える方角と時間は?
何故赤くて寿命が近いのか?

アンタレス食2023について、ご紹介していきたいと思います。

この記事を読んでアンタレス食2023を観察していただければ、アンタレス食2023がより一層楽しめると思います。

ぜひ最後までお付き合いください!

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アンタレス食2023とは何?

アンタレス食2023とは何か?

まずアンタレス食とは何かをまとめました。

アンタレスとは、さそり座の1等星です。
そのアンタレスを月が隠す現象を、アンタレス食と言います。

月が地球の周りを公転する間に様々な星の前を通り、隠すことを「星食(せいしょく)」と言います。

星食の起こる1等星
・おうし座 アルデバラン
・しし座  レグルス
・おとめ座 スピカ
・さそり座 アンタレス

星食の起こる1等星とは上記4つしかなく、アンタレス食とは、この珍しい星食のひとつです。

日本でアンタレス食が見られるのは、2005年以来18年ぶりということです!
これは見逃せませんね。

月は約1ヶ月かけて地球の周りを1周します。

その途中に、地球・月・アンタレスが一直線に並び、私たちから見てアンタレスが月に隠されているように見えます。

上記の動画の2分22秒辺りからご覧ください。

「星食」という文字の通り、月が動いて星を食べているように見えますね。




アンタレス食2023の見える方角と時間は?

アンタレス食2023の見える方角と時間を調べました。

アンタレス食2023は、日本全国で観察することができるようです。

●方角

アンタレスや月の出現する高度が低いので、南から南西の空が地平線付近まで開けている場所が適しています。

●時間

アンタレス(恒星)が月に隠れ始める「潜入」(せんにゅう)と呼ばれる現象は、9月21日の17時過ぎくらいなので9月はまだ空が明るいですよね。

空が明るいと肉眼では見えづらいので、双眼鏡や望遠鏡があるとよく見えると思います。

アンタレス(恒星)が月から出てくることを「出現」(しゅつげん)と言います。

日本各地のアンタレス食2023潜入時刻・日の入り時刻・出現時刻

地点 潜入時刻 日の入り時刻 出現時刻
札幌 17:24 17:35 18:44
仙台 17:26 17:36 18:49
東京 17:26 17:41 18:51
京都 17:17 17:56 18:44
福岡 17:06 18:18 18:35
那覇 17:07 18:28 18:33

お近くの地点はないかもしれませんが、上記の時間を参考にしてくださいね。

 




アンタレスは何故赤くて寿命が近い⁉

アンタレスは何故赤いのか?
寿命が近いのか?
この2点について見ていきたいと思います。

アンタレスは何故赤いのか?

アンタレスはさそり座の1等星で、赤く見えます。

何故赤いのかと疑問に思われた方も、たくさんいらっしゃるのではないかと思います。

アンタレスが赤く見えるのは、表面温度が低いからだそうです。

その温度は約3500度
3500度と聞くと人間からしたらかなりの高温だと思いますが、太陽の表面温度・5500度と比べると低温です。

表面温度は低めですが、とても大きいアンタレス。

その直径は太陽の720倍!
太陽の8000~1万倍の明るさだそうです。

このように赤く大きな星を、赤色超巨星(せきしょくちょうきょせい)と呼ぶそうです。
若い星は青白く、年齢を重ねた星は赤く見えます。

地球からアンタレスまでの距離は500~600光年で、キロメートルに直すと約4750兆キロメートルだということです。
(1光年は約9.5兆キロメートル)

数が大きすぎて、人間の理解を超えた距離ですね。
そんな遠いところにあるアンタレスが、地球から見えるほどの大きさであることに驚きです。

寿命が近いのか?

アンタレスは寿命が近いのではないかと言われています。

超新星爆発を起こすのではないか?

超新星爆発とは、恒星が大爆発を起こして消滅すること。

星にも人間と同じように寿命があります。

恒星は、寿命を迎えるときに大爆発を起こして周辺に影響を及ぼします。

アンタレスが超新星爆発を迎えるときには、距離があるので地球への影響はないだろうと考えられているようです。

上記の動画の40秒辺りからご覧ください。

アンタレスの寿命は、約1000万~2000万年だと言われています。

大きい恒星は寿命が短く、太陽の寿命の約150億年と比べるととても短く感じますね。

超新星爆発の前兆

  • 赤色超巨星になる
  • 収縮
  • 歪み

これらの兆候が見られると、超新星爆発が間近に迫っていると言われているそうです。

星も年齢を重ねると色々と変化があるのですね。

アンタレスは赤色超巨星になってはいますが、収縮や歪みなどは観測されていないので近いうちの超新星爆発は考えられていません。

赤い星をまだまだ楽しむことができそうですね!

 




まとめ

アンタレス食2023とは何で見える方角と時間は?
何故赤い?
寿命が近いのか?

恒星の寿命の前兆についても見てきましたが、いかがでしたでしょうか?

日中はまだまだ暑いと思いますが、夕方少し涼しくなったころに外に出てアンタレス食を観察してみてください。

きっと、宇宙への理解を深めることができると思います。

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