「羊文学」(ひつじぶんがく)は、塩塚モエカさん(Vo, Gt)、河西ゆりかさん(Ba)、フクダヒロアさん(Dr)の3人からなるオルタナティブ・ロックバンドです。
もともとはボーカルの塩塚モエカさんが中学時代にバンド名を考え、高校時代から活動を開始しはじめました。
2011年に5人組のコピーバンドとして活動を開始しましたが、メンバーの入れ替えなどもあり、2015年にドラムがしののさんからフクダヒロアさんに変わり、ベースは2016年年末にわあこさんが辞めて、2017年1月にゆりかさんが加入、現在の3ピースバンドとなりました。
今回はその羊文学でベースとコーラスを担当している河西ゆりかさんのプロフィールと、羊文学の音楽の特徴についてお伝えします。
・羊文学の音楽の特徴とは?
ベース河西ゆりかの大学や経歴プロフ!
出身学校:岩手県立花巻北高等学校⇒成蹊大学?
生年月日:1997年12月24日(24歳)
残念ながら、情報が限りなく少なくて、びっくりです。
今まで、たくさんの方のプロフィールを調べてきましたが、河西ゆりかさん程少ない芸能人は初めてでした。
下記ツイートにあるように、サブスピーシーズの西岡昇之さんと同じということで、彼の大学をリサーチしましたが、これも出ず。
羊文学のBa.のゆりかが
同じ大学、同じ学年、同じ学部、同じ部活
ですね
羊文学とthe shes goneをよろしくお願いします(ㅅ´ ˘ `)オネガイ— 西岡 昇之 (@blackstone0713) April 25, 2018
ただ、この二つのバンドの演奏が聴けるのがここだけ、というからには、「成蹊大学」ということで間違いないでしょうか…。
明日羊文学のゆりかと大学でいつも一緒にやってるギター2人とメタルやるよ
吉祥寺シルバーエレファントにて
the shes goneと羊文学のコラボが見れるのは成蹊大学軽音楽部だけ! https://t.co/UDVDpoqJdh— 西岡 昇之 (@blackstone0713) April 8, 2018
2019年のインスタ写真。
一番左がゆりかさん。
まだフクダヒロアさんの髪が短く、モエカさんの髪の方が長い頃。(笑)
ギターの腕前は、モエカさんが自分よりうまいとおっしゃっているお墨付きです。
この投稿をInstagramで見る
新メンバーとして、2017年にTwitterでの募集に応募して加入しました。
元々はイギリスの人気バンド「Oasis」(オアシス)のノエル・ギャラガーに憧れてギターを演奏していましたが、大学に入ってからベースに転向しました。
ルーツとなる音楽は「ザ・ストーン・ローゼズ」(上記「Oasis」に影響を与えたバンド)や「ブランキー・ジェット・シティ」といった硬派系ロックバンドとのこと。
なるほど、それが彼女の音楽の基本であり芯であり、今の羊文学のベースになっているということですね。
ゆうりかさんの選曲から、さらに彼女の好みとベース(基本)になっている音楽がわかりますね。
やはり、イギリスの硬派ロックバンド。
中々若い女性が浸るには珍しい気がします。
でも!ほんと、カッコいいんですよね!(笑)
ダークサイド✌️ https://t.co/DwAJzhBXaA
— 河西ゆりか (@yuuuuuuurkm) August 2, 2019
羊文学の音楽の特徴とは?
バンド「羊文学」の魅力はたくさんありますが、その中でも特に特徴的なものが3つあると思っていて、
・ノイジーなディストーションギター
・文学的な歌詞
ではないかと思っています。
それらが、一瞬にして味わえるトレーラーを是非試聴してみて下さい。
2020年2月5日にリリースされたEP『ざわめき』。
短い時間ですが、各曲を聴けます。
歌詞に関しては短すぎて味わえないかもしれませんが、声質やざわめくノイジーな曲調から羊文学の音楽が垣間見えます。
記憶は「音」や「匂い」と無意識に密接つながっていて、何かの拍子にくっきりと過去の出来事を呼び覚まされたりすることがあります。
今の若い子達はその真っただ中として感じられるかもしれませんし、私のように過去の青春時代を、この『音』で思い出す人もいることと思います。
2020.02.05 release New EP『ざわめき』トレイラー映像公開!
羊文学 "ざわめき" Official Trailer https://t.co/CznnRDJt5x
Director : 鈴木健太
Photo : 川島悠輝 pic.twitter.com/DU1qQs1fB0— 羊文学 (@hitsujibungaku) January 17, 2020
2019年に発売の「1999」。
私の羊文学のお気に入りの曲であり、且つおすすめ曲でもあります。
PVも抒情的で美しく、全体的に白を基調として金色の光に照らされていて、白い衣装に金髪の髪を揺らして歌うモエカさんが素敵ですし、AH-AH-とコーラスで歌うゆりかさんとのコンビネーションも、あえて無機質っぽく歌うところなど完璧です。
20世紀最後のクリスマスである事で、もう取り戻せない恋人の事をこの僕の切ない心情をこの年1999年にピン留めされたような、そんな気持ちになります。
この後何年たっても、過去を振り返った時に見える特別な「1999」年。
もう戻らない、誰にでもある”時”の象徴「1999」年。
アニメ「平家物語」のオープニングテーマ曲になった「光るとき」。
アニメとは言え、衰退の一途を辿って行く平家とその様子を見続ける主人公の切なすぎる心情は見ていて涙なしには見られません。
そんな平家のドラマとそれを伝えて行かねばという強い主人公の思い、そういう背景にモエカさんの澄んだ歌声と羊文学の音楽がマッチしていて、余計に儚さが感じられます。
まとめ
今回は「羊文学」ベースとコーラス担当の河西ゆりかさんに焦点を当ててお伝えしたのですが、大学情報を始め、個人的な情報は殆ど見つからないというミステリアスな方でした。
音楽をやる上で、プロフィールはなくても問題ないというか関係ありませんが、ファンにしたら、一体どんな人生を辿って来て、どんな生い立ちからそんな音楽に巡り合って、だから彼女の音楽はこうなのか、など知りたいところではあります。
「羊文学」というバンドにいる3人は、殆どそのプライヴェートや情報が開示されていません。
だからこそ、あのあいまいな雰囲気、クリアなのに刹那的な音楽が表現出来るのかもしれませんね。
これからも目が離せないバンドの1つです。
コメント